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やわらかな風に包まれて


by maruisora

この星の輝き

人間のことは人間にまかせて、この星を…

「今年は桜が違って見える。桜から緊張を感じる
いまの自分の気分でそう見えるんだろうけどね」と言っていた友人。
わたしも今年は桜がよそよそしく感じられていた矢先のこと。

さて、昨日目に付いた公園の桜の木。
やはり近づけない何か…様子を伺いながら近寄り触れてみると、伝わってきた緊張感。
人々の緊張を吸収してくれているように感じられ、友人の台詞が思い出されました。
よそよそしく感じたのは緊張を感じたからだったようです。
桜は人のエネルギーを吸って色づかせる…誰かが言っていた言葉が浮かびました。

その木を抱きしめていたら涙がぽろ。
人の緊張を吸い取って、それでも花を咲かせている姿。そのいのちに「ありがとう」
ありがとうがすべての桜の木に伝播することを描きつつ…。

その直後、マッサージを受けると「随分緊張してますね~」と言われ「だよね~」
吸い取るのは桜に限ったことではないということで…
好きなことをするように薦められ「ここに来ること~^^」とお返事した次第。

好きなことね~… 
帰宅すると散歩気分になり久しぶりに公園に。
植物のきめ細やかで無抵抗の波長を改めて感じる昨今。
芝生に座ると身体が大地とひとつになり、細胞がシャンパンの泡のような感覚に☆
寝ころぶだけでは物足りなく、大地を抱きしめ尽くしたい衝動にかられた程でした。

すると、うぐいすの声。まだ若葉マークのようで、同じフレーズの繰り返し♪♪
近くから聞こえてくるので、そっと探してみると葉と葉の間からう~くんの瞳が…。

「緑と風と柔らかな光、その風景とひとつになる感覚」
そういえば、これは子どもの頃からずっと好きだった…
この感覚が全てだったということでしょね。

さて今日も重かった身体。
そろそろ痛みとの共感の終え時を感じつつ散歩に出ると、
光の中を舞い降りる桜の花びらと新緑とすぐにひとつに。
ところが桜だけでなく、木々とも近寄りにくい感覚を覚えたのでした。
歩道を歩いている時はいいのだけれど、土の部分に足を入れることが出来にくい。
自分の存在を消すと、土も受け入れてくれる感覚。

土に触れて感じた大地の緊張。人間が緊張すれば大地とて同じこと。
地上の痛みだけに意識が向けられていたけれど、
木々や大地も同じように緊張していたことを気づかされたのでした。

人間はこの地球から湧く愛をアスファルトで固めてしまったのかもしれません。
いつしか人間は大地からもらうことばかりを考えるようになっていたようにも感じました。
固めればく、柔らかさを取り戻そうとするのはいのちの仕組み。

土の上を風と土とひとつなって歩いていると、幾度となく湧き上がった「ごめんね」
たくさんの恵を与えてくれていたこの大いなる大地、母なる大地。
この肉体を大地にかえし肉体が光の粒子となって大地と溶け合う感覚が湧き、
その後、天と大地がひとつになる感覚を覚えました。

そんな感覚のまま歩いていると、大地が地球の姿になってこの手のひらに。
それはやわらかな地球…
そのやわらな風の中を歩いていると、ふと現れた釈迦の姿。

そして繰り返し響いた「人間のことは人間にまかせて」いのちのことば
この星のいのちを抱きしめる…それがいま大切なこと072.gif
by maruisora | 2011-04-13 18:52