人気ブログランキング | 話題のタグを見る

やわらかな風に包まれて


by maruisora
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_1612021.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_1613135.jpg
高山の市街に近づくと、
子どものお神楽に出会い
街に入ると何やらお祭りの気配
この季節に訪ねたことはあっても
お祭りの光景ははじめて・ ・?




街に入ると何やらすごい賑わい。ありがたいことに空きのある駐車場に手招きされて無事駐車。
交通整理していたおまわりさんにお祭りがあるのか尋ねると、桜山八幡宮でのおまつりとのこと。
珍しく夫が急かすので小走りで八幡宮に。

 道すがら目にしたポスター                   
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16191179.jpg
「神集い、神賑わい、三十年に一度の世直し大祭」
最初に目に入った右側に書かれたいたフレーズ

そして思い出された、去年高山を訪ねた時の光景。
去年、久しぶりにその八幡神宮を訪ね大祭の看板を見て、
高山祭り以外にも大きなお祭りがあることを知ったこと。
「GWだから来よう!!でも、早めに宿とらないとGWで泊まれないね」と話していたことを…。
二人すっかりそのことを忘れていたのに、何かに憑かれたように2月早々に宿をとったのは、このためだったのでしょね。
忘れていても行く所には行くようになっている…安心です。
去年看板を見て3年に1度の大祭と思っていたら、
30年に1度だったとは…@@ 30年に1度って…@@
この時期に30年目を迎えたなんて、それが「世直しの大祭」なんて…絶句。




 神宮の空気と「その時」に巡り合わせてもらえたことに感涙
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16391658.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16401369.jpg
















八幡宮に向かう道すがら、あちこちで目にした獅子舞、神楽、宮司さんの行列
八幡宮で知った事には、3日間の大祭で飛騨地域の神社170余社が招請されるとのこと
1日50~60の社の神の輿入れ行列が古い町並みに集う姿は
まさに神集い、神賑わい…です。

旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_1643639.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_164458.jpg
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16461719.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_1646452.jpg
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16474394.jpg
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_1650079.jpg
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16505859.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16512495.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16515930.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16523756.jpg

















































































人が集う時に生まれるエネルギーはすごいもの。
純粋なこころで神を想って集うならそれは一なる宇宙の響き。
季節の行事やお祭りは、日々の暮らしの中で楽しみながら、
自然を愛で大いなるいのちを敬い、いのちの響きを奏で続ける知恵だったのでしょね。
お囃子の前では震災の義援金を募っていました。



                  日々の営み 神事
旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16533321.jpg旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_16535559.jpg


















「世直し」が目に付き「世直し」すること何かある?と湧き上がった問いかけ。
瞬間、浮かんだ文字ふたつ。「神楽」と「いわい(祝い)」…それでいいんだ。よろこぶいのち☆


                  高山のお宿ではお地蔵さまがお出迎え
                案内されたお部屋の名前は 「くうかい」 @@
                  「ヘーゲル」「カント」などもありびっくり
                     このお宿って、そういうお宿?  

旅の記録 神々のつどい 後編_f0191897_21135931.jpg

# by maruisora | 2011-05-07 16:54 | 旅の記録
この旅行を決めたのは2月。いつになく早い夫の行動に驚いたもの。
  3月に入っていたら旅行する気分にはなれなかっただろうなっ。
さらに、これまでの福地温泉に泊まり高山は散策という定番ではなく、
高山(の近く)に1泊し、2泊目福地とのこと。ん ・ ・?
さらに、郡上八幡にも行くとのことで、一度訪ねてみたかった土地に、
行かれる時を迎えた新鮮なよろこびでした。
 
さて、毎回旅行が近づくと届けられる行き先の風景。
今回も見せてもらえ、前日にはゴミ出しに行くと高山の写真がありあ~感謝。

そんなわけで無事に出発となりました。
今回は、飛騨古川を訪ねるとのことで高山はその後とのこと。

道すがらの光景は春景色。山藤にはじまり、桜タンポポ桃の花。木蓮山桃芝桜。
あらゆる春の花が一斉に咲き彩る風景は光景。
自然の色合いとは主張なく控え目。それぞれが彩りを添えあい光の景色。
山と空を背景にすると花々の色合いは調和するのだとしみじみと。
それはまさに桃源郷…
その光景の空気をいのちに感じさせてもらったようです。
今年は春景色を感じきれず過ぎたので、思いがけない春景色の贈り物となりました。

桃源郷に感動しながら到着した古川。
何度か訪れた飛騨古川なのに、はじめて触れる風景に感じられた懐かしさ。

                   お出迎えはつばめのつ~さん
旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_13224873.jpg


旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_1325358.jpg旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_13261776.jpg


水と共にある町並み
泳ぐたくさんの鯉















旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_13311837.jpg旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_13323749.jpg


賑わいの高山
しっぽりとした古川
古い町並みそれぞれ


















                職人さんの多い町 風合いあるお店たち
旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_19183090.jpg旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_19191061.jpg








旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_1921793.jpg旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_19264362.jpg











古川には古川祭という大きなお祭りがあることを今回はじめて知りました。
そのおまつりで使われる起こし太鼓というものが奉られていて、
願いを唱えて1回たたくようにとの立て札。
お賽銭箱の奥の壇上にあるし神事だし、さすがに恥ずかしい…と遠慮してると、
照れ屋の夫が珍しくやるよと壇上にあがり@@ 
わたしにも願いを唱えて叩くようにとひっぱりあげたのでした。
願い?…とっさに浮かんだ光景とことば「すべての平和」と同時に太鼓の響き。
太鼓の音と願いは響き渡っていきました。

   起し太鼓は古川祭の「動」の顔で、祭りの始まりを告げる目覚ましのために
   太鼓を打ち鳴らしたのが由来とのこと。
   平和のはじまりを告げる目覚ましの響きになっていたらいいのだけれど。

さて、あれほどわたしに願うようにすすめた夫は
「あっ…願い事。なんも考えてなかったvv; 無心に叩いてた」とのこと。
「無心こそ最高の祈りだよ!!」と妻は言いました。

旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_2148667.jpg
古い家並みの家々に掲げられていた日の丸。
都会ではすっかり見なくなってしまった光景に、
こころに響いたいまです。

駅前など人が集まる所には「みんなでがんばろう日本!!」
と書かれた何本もの日の丸ののぼりがたなびいていて、その光景に涙でした。

「みんなで」がついているフレーズを目にしたのははじめて。
みんな陰ながら祈り合って共に生きている…お陰様
その力強い温もりにあふれる涙。

えいえいお~!!と手をあげると、
「はいはい、わかったから…」と夫に手を押さえられましたvv







旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_19551661.jpg旅の記録 神々のつどい 前編 _f0191897_19572535.jpg


お陰様の涙と共に高山へ。
# by maruisora | 2011-05-06 21:28 | 旅の記録

旅の記録 飛騨とのご縁

ことしのGWは福地温泉と高山に。
それにしても、再誕?以来毎年訪れる飛騨地方。

旅の記録 飛騨とのご縁_f0191897_20595458.jpg旅の記録 飛騨とのご縁_f0191897_213619.jpg
初めてこの地を訪れた時、山々の大いなる懐に抱擁された感覚を覚えたもの。
それからは地上のお仕事の充電…そんな感覚になる不思議。


お宿も気持ちが落ち着く場所2軒に出会い、そこを交互に。
1軒はお父さんのお宿でもう1軒は長男さんのお宿。
日本の古い家屋を移築させて宿を作ったお父さんに、
古い日本家屋にモダンな雰囲気を融合させた長男さん。
日本秘湯でお湯もいいし、
土地のものだけで作られるお料理もうれしく、
気持ちよく放っておいてくれるおもてなしが心地よく。





息子さんの宿の部屋にあった絵本で、飛騨が日本神話のルーツ説を知り驚いたものの、
系譜、歴史、神さまの名前など、得意でないわたしには読解不能。
今回、どうしても飛騨の山々が気になり、帰宅し調べたところわかりやすい説が…。
といってもざっくりなわたしですが^^;

その説によると、日本という島が海から現れた初めての陸地は、現在の飛騨だったとか。
まだ日本に少数の人間しかいなかった頃のことで、飛騨の丹生(にゅう)池では、
みんなで太陽信仰の"日抱きの御霊鎮め"という神事をしていたそうです。

  これまで、あちこちで丹生という名のつく川や神社に出会ってきたのですが、
  今回、その丹生の意味を知りました。

その池を“いのち”の源とし、水面に浮かべた太陽や月の姿を見つめ心を鎮めたそうです。
見つめているうちにトランス状態になり、未来のことを知るという神事を行っていたとか。
 
水面に浮かんだ光を抱くような気持ちで眺め、目を閉じ奥深くに宿る光り輝く命を拝んで、
一切の災難を逃れて幸せを求めて生きてきたそうです。
この「日抱き」が、飛騨の語源となったとか。
そして、これらの神事は誰も自然に行っていたそうです。

お宿に湧いていた飲み水の海だった頃から湧き上がる水…
の意味がいまわかった次第です。

それにしても「日抱き」という呼び名、なんてステキ。
水面に月や太陽を映してトランス状態になる…わかります。ローソクの火でも同じ。
以前ローソクを作る方が、「昔はいろりを囲んでみんなで火を見て、
火のゆらぎといのちのゆらぎを共鳴させていた」そんなことをおっしゃってましたが、
みんな日々の生活の中で、いのちを眠らせないようにしていたということですよね。
月、太陽、水。
日々をこころ自然に営めば目覚めながら生きられるということなんでしょね。

そういえば今回は、たくさんの水面に触れ、たくさんの神楽にも出会う旅でした。
と、つづきはまた後で032.gif

旅の記録 飛騨とのご縁_f0191897_21115977.jpg旅の記録 飛騨とのご縁_f0191897_2113575.jpg
# by maruisora | 2011-05-06 18:00 | 旅の記録

やわらかなつぶやき

どこまでも柔らかく 柔らかいほどに深まり広がるいのちの世界
しなやかで柔らかなこのいのち。
そして、無色透明。染めることも染まることもないこのいのち。
染めることも染まることもないあるがまま056.gif
# by maruisora | 2011-05-03 14:53

女神の風

フィギュアスケートの世界選手権のエキシビジョン。
試合は一度も見なかったのですが、エキシビジョンを見て感動でした。

どの選手もみんなステキ☆☆ 
それに、競争がないので見ていてもリラックスできるからいいんです~^^

さて、その中でもロシアのペアの川口選手には感涙の拍手でした。
選曲は「いつも何度でも」とはびっくり@@
川口選手の演技はいつも好きなのだけれど、今回もうっとり☆☆
そして美姫ちゃん。祈りそのものに感じました。

二人から感じた女神の祈り。

そして被災地を訪問した美智子皇后のお姿と眼差しに見た聖母の愛。
優しい眼差しの両陛下。あの眼差しを向けられたらこころが抱きしめられるでしょう。

 旅先で、たまたま出会った天皇皇后両陛下の車が通り過ぎる光景。
 みんなが騒ぐ感覚がわからなかったほど皇室に興味なかった頃なのに、
 お二人を乗せた涙が通り過ぎた瞬間、思わず両手を振りながら号泣。
 美智子皇后がいる日本を誇りに感じたほどの空気。無言の空気は雄弁でした。
 帰宅してすぐに美智子皇后の本を買い、慈悲と慈愛を感じた次第です。

目に映るさまざまな光景。女神の時代のようですね032.gif
# by maruisora | 2011-05-02 17:08